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 福井1区では、自民前職の稲田朋美氏(58)が小選挙区で5選を確実に決めた。昨年8月に防衛相に就任したが、東京都議選の応援で失言。今年7月に陸上自衛隊の日報問題を受けて辞任し、その後は約60の地元後援会や支援を受ける福井県議らへの説明に追われた。

 前回選挙は政調会長として全国を回り、自身の選挙区内にいたのは3日間だけだった。しかし、今回は一転して「非常に厳しい選挙戦」と認識し、公示日から地元に張り付いた。事務所開きや街頭演説などで「大変ご心配をおかけしました」と謝罪したが、騒動や問題について具体的に触れることはなかった。

 選挙戦では公明や500超の団体などから推薦を得て票を固め、希望と共産の新顔2人を圧倒した。 稲田氏は福井市の事務所で、支持者らが万歳三唱をする中、深々と3回頭を下げた。「私にとって大変厳しく、つらい選挙だった。批判もある中で勝利でき、感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で話した。