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 岡山市の池田動物園から6月に脱走したニホンジカが3日、捕獲された。同園が発表した。忠政智登士副園長は「長い間、地域の皆様や池田動物園を愛する多くの皆様にご迷惑をおかけしました」と頭を下げた。

 この日、同園の南にある国神社の駐車場で飼育係長の鵜島基博さん(47)がシカを発見。麻酔弾を撃ち込んだ。その後、職員7人で同神社の北西200~300メートルの墓地で捕まえた。捕獲場所の周辺に野生のシカがすんでいないことや角の特徴から同園のシカと特定したという。

 同園によると脱走していたシカは体長100~150センチの雄。6月13日朝に脱走し、9月24日までに同園の裏山周辺で54件の目撃情報があったという。職員が捜索を続けていたが、捕獲寸前で逃げられるなどしていた。

 脱走したシカに車を傷つけられたり、農作物を荒らされたりとする被害も報告されたという。園は飼育舎の入り口に新たに脱走防止の網を取り付けるなどした。捕獲されたシカは、血液検査などで体調を確認しながら、早ければ1週間後には動物園で再び姿が見られるという。(山口啓太)