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 昨夏、自民党東京都連を敵に見立て、瞬く間に都知事にかけあがった小池百合子氏。今年の都議選では地域政党「都民ファースト」を率いて都政を掌握し、今度は新党「希望の党」の代表として国政に関わる。小池氏は何がしたいのか。反安倍政権の「受け皿」の正体とは。

■外からの「安倍追い落とし」 元経済企画庁長官・田中秀征さん

 第2次安倍晋三政権が発足して5年弱、国民の間には政治や政党に対する不満や不信というマグマがたまり、あふれんばかりになっていました。それを解消する勢力が現れれば、ブームを起こす機運は確実に高まっていたのです。

 そんななか、安倍首相は衆院の解散・総選挙に打って出ました。野党第1党の民進党の事情や、新党の準備状況を考えて今、解散するのが得策と判断したのでしょうが、誤算はここが勝負どころと見た小池百合子都知事のずば抜けた「勘」と「度胸」を読み誤ったことにあります。

 首都東京の知事が国政の新党の代表に就くのは常識的には無理筋です。だが、一枚も二枚も上手の小池さんに政界の常識は通用しません。間髪をいれずに新党をリセットし、自らが党首になって「希望の党」を立ち上げると、一気にブームが起きました。

 小池さんは世襲政治家ではなく、自力ではい上がった創業者型政治家です。しかも、陣笠議員ではなく、最高指導者を目指してきた。その点では、田中角栄元首相以来の存在です。

 このタイプの政治家は「借り」…

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