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 東京電力福島第一原発事故から約3週間後、福島県広野町の遠藤誠さん(当時88)が避難先で死亡したのは、避難に伴い人工透析を十分に受けられなかったことなどが原因だとして、長女の恵美子さん(69)は3日、東電に慰謝料など約3100万円を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴状によると、遠藤さんは1998年ごろから透析を始め、事故当時は週3回、同県富岡町の病院で受けていた。原発事故から1週間後に東京都内に避難。病院を転々とするなかで容体が悪化し、2011年4月1日、都内の病院で死亡した。広野町からは震災関連死と認定された。

 東電はその後、遠藤さんの死と事故との因果関係を5割と主張し、自賠責保険の額を基準に約780万円を恵美子さんに支払ったが、賠償の増額には応じず、昨年末に交渉が決裂。恵美子さん側が提訴に踏み切った。

 弁護団によると、人工透析患者…

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