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 「失望を通り越して、絶望も絶望ですよ」。愛知1区に立候補を予定し、希望の公認を求めていた元職吉田統彦氏(42)は3日、記者会見で不満をぶちまけた。

 前回、自民候補に2万3千票余の差で敗れた。再起をかけ、毎日のように街頭や居酒屋で運動してきた。前原誠司代表の希望合流論に一度は期待した。

 だが、1区の公認を得たのは地域政党・減税日本の元職佐藤夕子・名古屋市議(54)だった。希望が、水面下で接触を続けていた河村たかし名古屋市長(減税代表)との関係を重視した結果だった。

 立憲民主党の長妻昭氏から勧誘され、「左派ではなく中道と確認した」。吉田氏は1区に同党から立候補する決意を語った。

 「税金の無駄遣いをやめて市民に還元すると言っている政党が(出馬によって)市議補選。市長流に言えば、どえりゃあ無駄遣いですよね」と、憤りが収まらない様子だった。

 河村氏も同日、希望の公認を得た佐藤氏ら減税の同市議2人と会見した。「そらうれしい。訴えてきた『納税者のための政治』を希望の党の中で言える」と喜んだ。数日前までは自派候補の擁立のめどが立っていなかったが、「女性2人で、小池百合子都知事は喜んでいると思う」。笑顔で希望との連携を強調した。

 愛知1区には、自民前職の熊田裕通氏、共産新顔の大野宙光氏、社民新顔の平山良平氏も立候補を予定している。