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(3日、DeNA3―1中日)

 筒香嘉智の後を担う4番候補が衝撃的なデビューを飾った。DeNAの新人、19歳の細川成也(茨城・明秀日立高)が3日の中日戦(横浜)に5番・右翼で先発出場。一回2死一、三塁で立ったプロ初打席で豪快な3ランを放った。

 「試合前は緊張していたんですけど、いざ打席に入った時は平常心になっていました」と細川。直球だけにタイミングを合わせ、中日の先発・笠原祥太郎が投じた2球目をフルスイング。「いってくれ!」。心で念じた打球がセンターの電光掲示板を直撃した。一塁走者の筒香を追い抜きそうな速さでダイヤモンドを駆け抜けた。

 ドラフト5位で入団。ラミレス監督が「僕が日本に来て以来、これだけのパワーを持った日本選手は見たことがない」と見初めた逸材だ。春季キャンプで1軍も経験し、オープン戦では本塁打も記録した。

 だが、プロの壁にもぶつかった。2軍ではチームワーストの182三振。三振が嫌で打撃フォームが小さくなった時期もあったが、コーチ陣からの「フルスイングは変えるな」という指導が迷いを消したという。夕食後は毎晩2時間の打撃練習を欠かさず、持ち味の長打力を磨いてきた。

 同じ高卒スラッガーの筒香に憧れる。その主砲から「ナイスバッティング」と声をかけられ、「信じられません」と感激していた。(波戸健一)

 ○ラミレス監督(D) この日43歳に。「新世代が誕生日に花を添えてくれた」。初アーチの細川と初勝利の綾部を称賛。

 ○筒香(D) 細川について「あれだけ最初からバットが振れるのはすごい。スケールの大きな選手になってほしい」。