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 スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、スペイン国王フェリペ6世は3日、国民向けにテレビ演説し、「州当局は意図的に憲法違反を重ねている」と強く非難した。住民投票の強行を批判してきた中央政府の側に立つ発言で、独立派が強く反発する可能性がある。

 スペインは立憲君主制をとっており、国王は「国の統合と永続の象徴」と位置付けられている。政治的な権限は乏しいものの、国民に親しまれる存在だ。

 国王は、異例の政治的なメッセージを「民主主義が深刻な状況にある」と切り出し、「カタルーニャ政府が不法な独立を主張している」と断言した。

 1日の住民投票は憲法裁判所が差し止めていたが、州側が強行した。司法当局は投票所の明け渡しを求めるなどして阻止をはかったが、一部の独立派は投票所に泊まり込んだうえで実施に踏み切った。開票結果は9割が独立賛成だとし、プッチダモン州首相が勝利宣言した。

 国王は、独立派について「無責…

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