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 米国務省は3日、在米キューバ大使館の外交官15人に対し、7日以内に退去するよう要請した。キューバに駐在する米国の外交官やその家族に原因不明の聴覚障害が起きていることへの対抗措置だが、外交関係に変更はない。

 国務省によると、これまでに計22人の米国の外交官らが聴覚障害や頭痛などを訴えている。米メディアは音波などで攻撃された可能性を指摘している。

 米国務省高官は、今回の措置は「キューバが我々の外交官を守れていないため」と説明し、キューバ政府が攻撃に関与していることを示すものではないとしている。

 米国務省は、9月29日に在キューバの米大使館職員の半数以上を退避させると発表している。ティラーソン国務長官は3日の声明で、両国の大使官職員の数を均衡させるためだとし、「キューバとの外交関係は維持する。キューバ側と協力して捜査をする」とした。

 米国とキューバは2015年にオバマ前政権下で54年ぶりに国交を回復した。しかし、トランプ大統領はキューバに強硬姿勢を示しており、関係が悪化している。(ワシントン=杉山正)

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