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 トランプ米大統領は3日、2週間前に大型ハリケーン「マリア」に襲われた米自治領プエルトリコを訪問し、地元首長や被災者らと面会した。多くの地域で停電が続くなど復興には数カ月かかるとみられるが、トランプ氏は2005年に1800人以上の死者を出したハリケーン「カトリーナ」を引き合いに「千人以上が亡くなったハリケーンと比べれば、それほど深刻でもない」などと話した。

 340万人が暮らすプエルトリコでは、現在も半数以上が水道を使えず、携帯電話も多くの地域で不通。救援物資が市民に届いていない。先週、連邦政府の支援の遅れを批判した地元市長に対し、トランプ氏は「指導力が足りない」などとツイッターで攻撃していた。

 この日、トランプ氏は知事や市長らの前で、災害対応をたたえつつ、「これまでプエルトリコに多くのお金を使ってきたが、少し無駄にしてしまった。でも多くの命が救えたからそれでいい」と話した。

 訪問を終えたトランプ氏は記者団に「素晴らしい日だ。感謝の声しか聞かなかった」と自賛した。その後、プエルトリコの知事は死者数が16人から34人に増えたことを明らかにした。停電で呼吸器が使えなくなった人も含まれているという。(ワシントン=香取啓介)

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