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 全国の国宝が京都に集結――。京都国立博物館(京都市東山区)で開館120周年を記念する特別展「国宝」が開かれている。国宝に指定されている美術工芸品885件の約4分の1にあたる210件を、会期を4期に分けて展示。絵画や彫刻、書跡、陶芸など縄文時代から近世に至る名品に一挙に触れることができる貴重な機会だ。

 会場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが、縄文土器の最高峰とされる新潟県笹山遺跡出土の「深鉢形(ふかばちがた)土器(火焰型〈かえんがた〉土器)」。日本最古の国宝だ。その横には、「縄文のビーナス」と言われる長野県棚畑(たなばたけ)遺跡出土の土偶や「仮面の女神」と呼ばれる長野県中ツ原(なかっぱら)遺跡出土の土偶などが並ぶ。

 歩を進めると、ふっくらとした頰の天平美人さながらの「吉祥天像」(奈良・薬師寺蔵)、俵屋宗達の代表作「風神雷神図屛風(びょうぶ)」(京都・建仁寺蔵)など教科書でもおなじみの逸品が続々。さらに室町水墨画の巨匠、雪舟の「秋冬山水図」「天橋立図(あまのはしだてず)」など国宝指定作品全6件をずらりと並べた展示室もある(6件展示は22日まで)。

 会期中には、長谷川等伯・久蔵…

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