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 中国共産党の権力闘争など中国政治の内幕報道を売り物にしてきた香港の月刊誌「争鳴」が10月号で廃刊することを表明し、40年の歴史に幕をおろした。姉妹誌「動向」も同時に廃刊した。

 争鳴は動向との合併号となった10月号の巻頭で「自由な言論の場を提供し、民主、人権、自由(の重要性)を呼びかけてきた」と振り返ったが、廃刊の具体的な理由は明らかにしなかった。香港メディアによると、創刊者の遺族が赤字を理由に発行の継続を希望しなかったという。

 争鳴は1977年に創刊。中国本土で報道が規制されている共産党内の内幕やゴシップなどを伝えてきたため、本土への持ち込みが禁止されている「禁書」の扱いを受けていた。だが、中国政治の「内実」を知りたいとして、香港で購入後、こっそり本土に持ち帰る人も少なくなかったとされる。(香港=益満雄一郎)

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