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 2020年東京五輪・パラリンピックのトライアスロンやオープンウォータースイミング(OWS)会場のお台場海浜公園(東京都港区)の水質について、東京都と大会組織委員会が今夏、調査したところ、大腸菌数などの数値が競技団体が示す基準値を超える日が半数以上になったことが分かった。

 4日に発表された調査結果によると、トライアスロンの基準では調べた26日間のうち20日間、OWSの基準では21日間のうち11日間で基準値を超えた。大腸菌数は100ミリリットルあたり最大5300個で、国際トライアスロン連合が定める基準値の約21倍だった。

 都と組織委によると、今夏はゲリラ豪雨が多発。下水道の処理能力を超す大雨が降ると、一部が浄化されずにそのまま放水されることなどから、水質が悪化したという。今後、大腸菌の流入を遮る効果が実験で示されている「水中スクリーン」を三重に張り巡らすなどの対策を検討する。会場変更について、組織委は「必要ない」としている。

 お台場では20年以上、トライアスロンの日本選手権などを開催しているが、水質悪化による中止はないという。OWSも16年から日本選手権を開催している。