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 大阪府高石市の高石藤井病院で、高校3年の女子生徒(当時18)が医師の不適切な点滴投与後に死亡したとして、両親が、運営する医療法人と医師に約1億2700万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁で和解した。病院側が1億円を支払う。9月26日付。

 訴訟記録などによると、女性は2015年12月、食事後に目が腫れるなどの症状が出て、同病院を受診。食物アレルギーと診断され薬剤の点滴投与を受けた後に意識を失い、数時間後に死亡。両親は「必要のない薬剤を過剰投与されたため死亡した」と訴えていた。

 和解条項では、病院側が診療に落ち度があったと認めて謝罪、両親に1億円を支払う。全職員が参加する講習会で今回の件を取り上げて意識向上に努めるなど、再発防止策も盛り込んだ。医療法人の担当者は「ご遺族には心からおわび申し上げる」としている。