[PR]

 モーターの力で進む電動機付き自転車、通称「モペット」。外見は電動アシスト付き自転車に似ているが、日本ではバイクの扱いだ。ところが、ベトナムなど自転車のように免許なしで乗れる国もあり、母国と同じ感覚で運転する違反者が後を絶たない。事故防止のため、警察が対策に乗り出した。

 法令上、モペットの多くは出力0・6キロワット以下の「原付きバイク」。公道を走るには免許や自賠責保険の加入、ヘルメット着用が義務だ。車体にはウィンカーやナンバープレートも取り付けねばならない。

 一方、在名古屋ベトナム社会主義共和国名誉領事館によると、ベトナムでは16歳以上で車体にナンバーを付けるなど、いくつかの基準を満たせば運転免許なしで運転できるという。日本・ベトナム文化交流協会の職員(36)は「ベトナムでは、免許を持たない学生の間ではやっている」と話す。

 そんなモペットに親しんだ若いベトナム人留学生を中心に、日本で無免許運転してしまうケースが相次いでいる。愛知県警によると、同県犬山市では2年ほど前から、公道でモペットに乗るベトナム人の姿が目撃されるように。ペダルをこがずに進む様子に、「危ない」と住民からの通報が相次いでいたという。

 モペットの事故も複数起きており、名古屋市内では中国人やスリランカ人による違反走行も報告されている。岐阜県でも9月、ベトナム人の男が道交法違反(無免許運転)容疑で書類送検された。

 愛知県警は違反運転が広がる前に取り締まりを強化したい考えで、捜査関係者によると、指導後も無免許でモペットに乗り続けたベトナム人の男を近く、同容疑で書類送検する方針だという。(鈴木春香)

■4万~5万円…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら