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 米NBCは4日、ティラーソン国務長官が外交政策を巡りトランプ大統領と対立し、辞任を検討していたと報じた。会議でトランプ氏を「馬鹿だ」と批判したこともあったという。これを受け、ティラーソン氏は4日、緊急会見を開き、「辞任を考えたことはない。大統領は賢い方だ」と強調し、報道を打ち消した。

 NBCによると、ティラーソン氏は、カタールとサウジアラビアなどの断交問題やイラン核合意を巡るトランプ氏の対応に不満を募らせた。今年7月に国防総省内で開かれた会議で、トランプ氏を「馬鹿だ」と批判。ペンス副大統領が仲介してティラーソン氏に辞任を思いとどまらせたという。

 これについて、ティラーソン氏は「間違った報道だ」と否定し、職にとどまる考えを強調した。トランプ氏についても「大統領は米国のことを第一に考えており、成功を強く信じている」と述べた。

 この日の会見は、当初の予定にはなく、国務省が急きょ設定した。米メディアの間では「辞任の会見では」との臆測が広がり、各社が生中継をした。

 会見後、トランプ氏は自身のツイッターで、NBCの報道について「フェイクニュース(偽ニュース)であり、謝罪すべきだ」と批判した。(ワシントン=峯村健司)