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 米史上最悪となったラスベガスの銃乱射事件を受け、米連邦議会の民主党が4日、銃規制を強化する法案を提出した。1発ずつしか発射できない半自動小銃を全自動(フルオート)で連射できるように改造できる装置の販売や譲渡、製造などを禁止する内容だ。共和党内には禁止に前向きな声もあるが、銃規制に反対する全米ライフル協会(NRA)の支援を受ける議員も多く、成立するかどうかは不透明だ。

 今回の乱射事件では、スティーブン・パドック容疑者がコンサート会場に向けて乱射したホテルの部屋から「バンプストック」と呼ばれる装置が12個見つかっている。1分間に45~60発発砲できる半自動小銃に取り付ければ、1分間に400~800発も撃てる全自動並みの性能に改造できるという。

 ネバダ州選出のキーウィン、ローゼン両下院議員らと、ファインスタイン、ブルーメンソル両上院議員らがそれぞれ同じ内容の法案を提出した。キーウィン氏は声明で「全自動のような高速発射ができなければ、どれだけの人が生き残れたかと思うと恐ろしく感じる」と訴えた。

 4日、メラニア夫人とともにラスベガスを訪れたトランプ大統領は、事件でけがを負った人を見舞い、医療関係者やラスベガス警察などの捜査関係者らをねぎらった。記者団から銃規制について問われ、「今日、話すつもりはない」とコメントを拒否した。(ワシントン=土佐茂生)

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