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 手品で使うために硬貨に穴を開けるなどしたとして、警視庁は手品用品製作販売業の今田賢二容疑者(46)=東京都中野区上鷺宮4丁目=ら3人を貨幣損傷等取締法違反の疑いで逮捕し、5日発表した。今田容疑者は「業界で需要があり、利益を得ようとした」と容疑を認めているという。

 保安課によると、逮捕容疑は2015年~17年、無職の斎藤正司容疑者(81)=東京都板橋区、同容疑で逮捕=が過去に経営していた旋盤工場などで5~500円硬貨約500枚に穴を開けたり、半分に割ったりして加工したというもの。3人は手品愛好家で、15年ごろに知り合ったという。

 こうした硬貨は、安全ピンが貫通したり、瓶の口を通って中に入れられたりするもので「ギミック(仕掛け)コイン」と呼ばれ、3人が作ったものはインターネットオークションなどで1枚2千~3万円で販売されていた。同課は1年間で約100万円を売り上げていたとみている。

 警視庁は3人とは別に、神戸市の男性会社員(47)も硬貨約80枚を削るなどしたとして、同容疑で5日、書類送検した。