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 バストアップや美容効果をうたう「プエラリア・ミリフィカ」という植物成分が含まれるサプリメントを飲み、若い女性を中心に生理不順や不正出血といった症状が出るケースが相次いでいる。国は業者に対し、製品中の成分含有量を管理し、商品などに注意喚起を表示するよう指導している。

 「1カ月で、バストアップを実現」「美肌を目指す方に向けた女性のためのサプリメント」……。プエラリア・ミリフィカの入ったサプリの表示や商品説明には、女性の興味を引きそうなうたい文句が並ぶ。国民生活センターが今夏、調査した。

 プエラリア・ミリフィカはタイなどに生えるマメ科の植物。根に女性ホルモンと同じ働きをする物質を含む。タイでは更年期の女性のための民間薬として長年利用されてきた。

 今年8月、厚生労働省がまとめた業者を対象とした調査では、プエラリア・ミリフィカを含む健康食品は68製品あった。業者に過去5年間で寄せられた健康被害は223件にのぼり、生理不順67件、アレルギー66件、不正出血42件といった症状が出たという。プエラリア・ミリフィカが製品中にどれだけ含まれているか不明というものもあった。

 こうした状況を受け、国は9月、商品のパッケージやホームページなどで、女性ホルモンの働きをする物質が体に影響するおそれがある▽肝障害の症状が重くなるおそれがある▽1日あたりの摂取目安量――などを明記し、実施しない場合は販売を中止するよう求めた。

 国民生活センターによると、プエラリア・ミリフィカを美容目的で服用する場合の有効性や安全性についての研究報告はほとんどない。

 

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