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 県選挙管理委員会は5日、名古屋市内で開いた県内の全市町村の選挙事務担当者を集めた会議で、生まれた時の体と心の性別が一致しないトランスジェンダーの有権者が投票する際、氏名確認などで配慮するように求めた。性的少数者(LGBT)の支援団体が改善を求めていた。

 県図書館であった会議では、県選管の担当者が選挙事務マニュアルで投票所を訪れた人と選挙人名簿を照合する際、「性別が一致するか確認」などとした部分を削除したことを報告。氏名などを確認する必要があれば、「周囲に聞こえないように小声で確認すること」と注意を促した。

 改善を求めた東海3県でLGBTを支援する民間団体「レインボーなごや」によると、昨年の参院選で、普段は女性として生活している有権者が投票に訪れた蒲郡市内の投票所で、男性と分かるような名前を周囲にも聞こえる大きさの声で読み上げられたという。

 この有権者は「近所の人もいたのに、戸籍上は男性だと周知されているようだった」と苦痛に感じて団体に相談。団体は昨年と今年9月の2回にわたり、県選管に「戸籍に登録されている性別とは異なる性別で日常生活を送る人たちが、安心して投票できるようにして欲しい」と要請していた。

 県選管の担当者は取材に対し、…

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