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 沖縄県の豊見城市教育委員会は11月から、電子マネーWAONカードを活用した勤怠管理システムを導入する。小中学校全11校の教職員約500人の出退勤時間を把握することで、負担軽減を促し、業務意欲の向上につなげる。WAONカード500枚を無償提供したイオン琉球によると、同カードを使った教職員の勤怠管理は県内初という。

 同市の小中学校では、教職員が出勤簿に押印する仕組みで出欠を確認しており、業務時間までは把握できなかった。長時間労働を解消しようと、同市教委がイオンにICカード購入を申し込んだところ、同社が「社会貢献につながる」と提供を申し出た。

 買い物などに利用されるWAONは、それぞれのカードに16桁の数字が割り振られている。読み取り機にカードをかざすと数字を読み込み、勤怠管理ソフト上で教職員を特定し、出勤や退勤などの時間を記録する。カード自体に個人情報は記録されず、商品購入にも利用できる。提供されたのは、ご当地カード「首里城」「おきなわエイサー」「石垣島ゆいまーる」など5種類。

 同市役所で4日に開かれた贈呈式で、イオン琉球の佐方圭二社長は「WAONカードの新しい使い方。これまでと違った形で地域貢献できる」とあいさつ。照屋堅二教育長は「教職員の長時間労働は全国的な課題。低コストで現状把握できる」と感謝した。(沖縄タイムス)