【動画】「本州一広い岩手2区」を奔走する鈴木俊一五輪相=大久保貴裕撮影
[PR]

 10日公示の衆院選から定数が1減る岩手では、本州一広い選挙区が生まれた。「とても回りきれない」と悲鳴を上げる立候補予定者に、記者が同行した。

 「大きな国道沿いを走るだけで選挙期間の12日間はタイムオーバーだ」。安倍晋三首相が解散表明する前日の9月24日夜。9選を目指す鈴木俊一五輪担当相は、八幡平市の会合に駆けた。地酒を飲みながら、支持者に危機感を漏らした。

 「何回来られるかわからない。地域のことを頼みます」。その週末の2日間で、車移動は計9時間。東京―京都間に匹敵する計500キロ弱を駆け回った。

 岩手は定数が4から3に減り、区割りが変更された新2区は本州最大の選挙区に。総面積は東京、埼玉、神奈川3都県を超す。新たに父・善幸元首相の出身地・山田町が加わったが、民進前職の地盤だった陸前高田市など沿岸部6市町も編入された。6市町の有権者数は選挙区全体の3割にのぼる。

 閣議後会見で鈴木氏はこう言った。「選挙区が広くなって、新人のつもりで頑張らなくちゃいけない」