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 2017年のノーベル平和賞を国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が受賞することが決まり、各地の被爆体験者も核兵器廃絶の運動を継続する決意を新たにした。また、原発と向き合う人たちにも「反核」の共感が広がった。

 ICANは今年の国連での核兵器禁止条約成立に向け、世界各地の市民らと各国政府などに働きかけをする運動で主導的な役割を果たした。

 8歳の時に長崎で被爆した日本原水爆被害者団体協議会の鹿島孝治代表理事(80)=兵庫県伊丹市=は「ICANは共に核兵器禁止を訴える仲間。非常に良かった」と喜んだ。そのうえで、「(長崎での被爆者で8月に亡くなった)谷口稜曄(すみてる)さんら、先輩方が被爆の実相を懸命に訴え続けたことで世界が核兵器の危険さに気づき、様々な反対運動につながった」と話した。

 広島での胎内被爆者で、被爆ピアノの演奏を続ける好井敏彦さん(71)=香川県坂出市=は「元気が出るニュースだ」と声を弾ませた。好井さんを身ごもっていた母は爆心地から約2・4キロで被爆。「私たちは一番若い被爆者」という好井さんは3年前、原爆胎内被爆者全国連絡会を設立した。「ICANの受賞決定を機に、核兵器の廃絶に向けて一層頑張らなければ」と力を込めた。

 「核兵器廃絶の動きを進める活…

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