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 厚生労働省は6日、2017年版の「過労死等防止対策白書(過労死白書)」をまとめた。会社勤めの人を対象にした大規模調査をもとに、労働時間を正しく把握されている人の方が、そうでない人より残業時間が短いと指摘。過労死を招く長時間労働の抑制に向け、労働時間の適切な把握が重要だと強調した。

 白書は民間企業で働く2万人に労働時間やストレスについて聞いた15年度のアンケートの結果を分析。フルタイムの正社員(7242人)では、労働時間が「正確に把握されていない」人に比べ、「正確に把握されている」人は週あたりの残業時間が約6時間短く、「おおむね正確に把握されている」人で約5時間、「あまり正確に把握されていない」人でも約2時間短いことがわかったという。

 残業をする際に「所属長が承認する」といった手続きを踏んでいると、残業が週3~4時間減ることも明らかになったという。白書の担当者は「労働時間を把握すれば自分が働き過ぎだと気づくことができ、過労死防止の一歩になる。残業抑制には上司の協力も欠かせない」と話す。

 16年度に過労死や過労自殺(…

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