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 京都大iPS細胞研究所は6日、再生医療用のiPS細胞の提供を再開したと発表した。誤った試薬を使って作製した可能性があるとして、今年1月下旬から大学などへの提供を一部停止していた。

 同研究所は大学や企業などに提供するため、iPS細胞を事前に作って備蓄する「ストック事業」を進めている。提供を再開したのは、赤ちゃんのへその緒の血液(臍帯血〈さいたいけつ〉)から作製したiPS細胞。拒絶反応が起きにくい免疫の型を持った人の血液を使い、日本人の17%をカバーできる見込み。

 昨年8月以降に提供を開始したが、iPS細胞を作製する際に使う試薬のラベルが、本来使わない試薬のチューブに貼られているのが11月に判明。管理体制を見直したうえで、同研究所で保管していた臍帯血から新たにiPS細胞を作り直した。