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 東京六大学野球秋季リーグ戦で、東大が法大に連勝し、02年以来の勝ち点を取った。神宮球場の応援席は、15年待ち焦がれた往年のファンや学生のバンザイに包まれた。

 東大の九回表の守り。2死二、三塁でリードはわずか1点。しびれる場面で、プロ志望届を出したエースの宮台康平投手(4年)が最後の打者を左飛に抑え、試合終了となった。その瞬間、「やったよー」という歓声と大きな拍手がわき起こり、涙を流す人もいた。

 父が東大OBで、約50年応援してきた千葉県八千代市の高橋雅宣さん(65)は「最後は逆転されるかと思ってハラハラした。強い法政から連勝での勝ち点はすごい。連敗を94で止めてから強くなった」とたたえた。東大OBで弁護士の小池一利さん(55)も「うれしくて、ポロリと涙が流れてきた。東大を優勝させるのが夢。将来的に勝ち点をとっても驚かないくらい、強くなって欲しい」。

 東大応援部の船田温主将(4年)は「他大のようにスーパープレーやホームランがあるわけじゃない。負け続けた時代もあったけど、当たり前のプレーをしっかりやってきたのが今日の勝ち点の要因です」と胸を張った。(阿部健祐)