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 森友・加計(かけ)問題で「丁寧に説明する」と繰り返す安倍晋三首相。だが、8日の日本記者クラブ主催の党首討論会では、自らの関与を改めて否定する一方、問いに直接答えなかったり、報道に矛先を向けたりと、丁寧とは言えない答えに終始した。

 「森友・加計問題で、結果的に一番偉い方(首相)の友達が優遇されたことに、安倍さんはこれまで何もおっしゃっていない。その辺はいかがか」。党首討論会の質疑で、毎日新聞の倉重篤郎・専門編集委員は、森友学園への国有地売却や加計学園の獣医学部の新設問題について、首相の「結果責任」を問うた。

 だが安倍首相は、森友学園の籠池泰典・前理事長について「一回もお目にかかったことはない」と述べて「友達」ではないとことわり、質問には直接答えずに「獣医学部の申請をしてきたのは15年間、加計学園のみで、安倍内閣でも5回却下している」と手続きに問題はないことを強調した。

 倉重氏は「聞いているのはそこではない。最高責任者として責任を感じないのか」と改めてただしたが、首相は「15年間、(申請は)1校しかなく、50年間、獣医学部が設立されなかったことがよかったのか」と主張。倉重氏が「(獣医学部の)必要性を聞いているのではない」と遮り、「他の候補も手を挙げているところで、ゴルフも会食もしている方(加計学園の加計孝太郎理事長)が結果的に厚遇を受けたことに何も感じないのか」と詰めると、ここで首相は「疑いをもたれることは当然のことで、もっと慎重であるべきだった」と答えた。

 この日の首相の答え方にはパターンのようなものがあった。加計学園に関する質問には、まず「国会で丁寧に説明を重ねてきた」と主張。次に「(国会の中で)私が関与したと言った方は一人もいない」と強調して、さらに、国家戦略特区ワーキンググループの八田達夫座長や加戸守行・前愛媛県知事ら、特区での獣医学部新設を推進する側の主張が十分に報道されていないと指摘する。質問に答えるというより、自らの主張を述べることに重点があったようにもみえる。

 もう一つ、討論で活発なやりと…

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