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 長野市の善光寺の本堂(国宝)などで、バツ印などの落書きが多数見つかり、100カ所以上にのぼることが分かった。落書きは白色のマーカーペンのようなもので書かれており、周辺の店舗や公共施設でも見つかっているという。

 長野県警長野中央署は10日夜、善光寺世尊院の釈迦堂の柱などに落書きしたとして、長野市内の無職の女(47)を建造物損壊などの容疑で逮捕し、発表した。女は容疑を認めているという。

 落書きがあったことは、同署が8日に発表した。善光寺の関係者によると、落書きのあった付近で不審な動きをする女の姿が境内の防犯カメラに映っていたという。善光寺の若麻績信昭(わかおみしんしょう)寺務総長(61)は「信仰に対する冒瀆(ぼうとく)だ。悲しいし、憤りを感じる」と語った。警備員や職員による境内の巡回を強化するという。

 同署によると落書きは本堂のほか、いずれも国指定重要文化財の三門と経蔵などの柱や壁にもあった。(関口佳代子、大野択生)