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 ダイハツ工業は、27日に始まる東京モーターショーに小型4ドアクーペの試作車「DNコンパーノ」を出品する。スタイリング優先の上品で伸びやかな造形で、リタイアしたシニア世代が2人で楽しむことを想定した。ミニバンや軽ハイトワゴンといった居住スペース優先の実用的なクルマが増える中で、変わり種の意欲的な提案といえそうだ。

 DNコンパーノは、「豊かなセカンドライフを彩る新提案」として試作。背の低い伸びやかな造形ながら、大人2人がゆったり座れる室内空間を確保する。搭載エンジンは、ターボ付き1リッターを想定。ゆったりドライブするには過不足ない動力性能だ。ネーミングは、1963年に発売した小型車「コンパーノ」にちなんだ。前方にせり出したフロントグリルや縦長のテールランプなどレトロな意匠も相まって、シニア世代の注目を集めるかもしれない。

 また、電気自動車(EV)の軽商用車の試作車「DNプロカーゴ」も出品。女性や高齢者が乗り降りしやすいよう配慮した低床フラットフロアに、業種や用途によってレイアウトを変えられる荷室を備える。幅広い業種で愛用された往年のオート三輪「ミゼット」の21世紀版を目指したという。

 同社はこのほか、軽ハイトワゴン「タント」の次期型デザインコンセプトとみられる「DN U―スペース」、小型SUV(スポーツ用多目的車)の試作車「DNトレック」などを出品する。(北林慎也)