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 10月5日、グーグルとLINE(ライン)の2社が「スマートスピーカー」の国内での発売を発表しました。スマートスピーカーは、AI(人工知能)技術をベースにした「音声アシスタント機能」を搭載し、ユーザーの話し言葉による色々なリクエストに応えてくれる製品です。今回、実際に2台を試してみました(写真1)。どのようなことができるのでしょうか。(ライター・斎藤幾郎)

■2社が相次いで発売

 グーグルが発表したのは、「Google Home(グーグル・ホーム)」と同mini(ミニ)の2機種。グーグル・ホームは1万5120円で10月7日に販売を開始。同ミニも23日に6480円で発売されます。

 グーグルの直販サイト「グーグル・ストア」(画像2)のほか、ビックカメラやヤマダ電機といった家電量販店、携帯電話事業者のau(KDDI)などでも扱います。また、カルチュア・コンビニエンス・クラブの運営するTSUTAYAの一部店舗での店頭レンタルも行われます。

 一方、LINEは「Clova WAVE(クローバ・ウェーブ)」を、発表と同じ10月5日に1万4000円で発売。また、2018年1月末までは発売記念として、同社の音楽聴き放題サービス「LINEミュージック」の12カ月利用権をセットにしたものを1万2800円で販売します(画像3)。

 クローバ・ウェーブの販売は、直販サイト「LINE FRIENDS(ラインフレンズ)」とネット通販のアマゾン、楽天の3カ所でスタート。10月末から11月をめどに量販店などでの販売も予定されています。

■スマートフォンの「アシスタント」がスピーカーに

 グーグル・ホームは、米国では2016年に発売されていたもの。同ミニは10月4日に米国で開催されたハードウェア製品発表イベントで発表されたばかりのコンパクトな新モデルとなっています。

 今回は、グーグル・ホームを試しました。電源ケーブルをコンセントにつなぐと自動的に電源が入り、システムが起動。同社の「Home」アプリをインストールしたスマートフォンから初期設定を行います。アプリが自動的にグーグル・ホームを認識するので、スピーカーから直接インターネットに接続するための無線LAN設定などを行います。使用するには同社のアカウント(グーグル・アカウント)が必要です。

 グーグル・ホームでは、音声アシスタント機能として、スマートフォンでも利用されている「グーグル・アシスタント」が搭載されています。スマートフォンでこの機能を使ったことがあれば、同じ感覚で使い始めることができるでしょう。

 スピーカーに向かって、「OK、グーグル」あるいは「ねえ、グーグル」と声をかけると、上面の4色のランプが回転しながら点灯(写真4)。続けて「今日の予定は?」「今年のノーベル文学賞は誰?」などと声をかけると、ユーザーのアカウントの情報や、インターネット上の情報を検索して、機械音声で応答してくれます。

 「今日の予定は?」と聞くと、グーグル・カレンダーに登録された予定のほか、所在地情報に基づいて天気や交通状況を案内。続けて、直近のNHKラジオニュースや朝日新聞の「アルキキ」といった音声ニュースサービスも流れます。もちろん、天気やニュースなどは個別に指定して聞くこともできます。

 「TPPって何?」や「42かける38は?」などの質問もOK。「また会いましょうを英語で」など、日本語を外国語に訳して発音を聞いたり、「犬の鳴き声は?」といった「音」の検索をしたりするのも、スピーカーらしい使い方と言えそうです。

 「6時に起こして」「タイマー3分」など、時間を計ってもらうのも重宝します。同時に複数のタイマーを設定したり、残り時間を確認したりすることも可能です。

 操作はほぼ全て、声による指示だけで行えます。音量の調整や音を止めるのは上面パネルのタッチ操作でも可能ですが、「ねえ、グーグル、音量を上げて」や「OK、グーグル、ストップ」でいいのです。

 また、グーグル・ホームには最大6人のユーザーを登録し、声を聞き分けることができます。カレンダーの予定や、音楽のプレーリストなどは、自動的に話した人に応じた内容になります。

 なお、現時点ではカレンダーに予定を追加したり、電子メールやメッセージの送受信を行ったりする機能は搭載されていません(「Home」アプリにデータが登録される「買い物リスト」の機能はあり)。他の人と音声通話を行うこともできません。このあたりは、今後の進化を待つことになります。

■できることを増やす連携機能

 グーグル・ホームのもう一つのポイントは、ネットサービスとの連携機能です。「グーグル・プレイ・ミュージック」「スポティファイ」といった聴き放題の音楽サービスのほか、グーグルが開発した「クロームキャスト」機能を内蔵する専用受信機との組み合わせで、ユーチューブやネットフリックスといった動画サービスも利用可能です。

 「音楽をかけて」「○○を再生…

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