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 ミャンマー西部ラカイン州で同国政府の掃討作戦が続き、50万人以上のイスラム教徒ロヒンギャが難民になっている問題で、アウンサンスーチー国家顧問は12日、国営テレビで演説し、ロヒンギャの帰還を支援する資金や物資を集める組織を自ら主導して政府内につくることを明らかにした。

 演説は12日夜、約10分間放送された。この中でスーチー氏は「自分がトップとなって、各国や国連、国際NGO、ミャンマー国内からの人道支援を受け入れる組織を立ち上げる。難民らが帰還し、安心して住める状況をつくる」と述べた。15日に詳細を発表し活動を開始するという。ただ、受け入れを拒んでいる国連人権理事会の調査団については言及しなかった。

 ロヒンギャだけでなく、掃討作戦で家を追われた仏教徒やヒンドゥー教徒も援助の対象になるという。

 ミャンマー・バングラデシュ両政府は今月2日、ロヒンギャの帰還を進めることで合意していた。国連によると、今月9日だけで約1万1千人のロヒンギャがバングラデシュに逃げるなど難民の流出は続いている。(ヤンゴン=染田屋竜太)

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