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 パキスタン軍は12日、隣国アフガニスタンで2012年に誘拐されたカナダ人男性と妻の米国人女性、子ども3人をパキスタン北西部で救出したと発表した。米国から寄せられた情報をもとに救出作戦を実施したとしている。

 米国のトランプ政権はこれまで「パキスタンがテロリストを陰で支援している」と批判しており、パキスタン軍には今回の救出作戦で一定の協力姿勢を示す狙いがあるとみられる。

 カナダのトロント・スター紙は、カナダ人男性が両親に電話で伝えた話として、車のトランクに入れられて移動していたところ、銃撃戦が始まり助け出されたと報じた。

 パキスタンのメディアや治安当局者によると、アフガン中部を旅していた夫婦は12年10月ごろ誘拐され、同国の反政府武装勢力タリバーンの強硬派「ハッカーニ派」の人質となっていた。子ども3人はその後、生まれたという。同派に影響力を持つとされるパキスタン当局が人質解放を働きかけてきたが、同派は収監されている同派幹部の釈放を交換条件としており、交渉は難航していたという。

 トランプ大統領は12日の声明で「地域の治安向上への貢献を求める米国にパキスタン政府が敬意を示したものだ」と作戦を評価した。(イスラマバード=乗京真知

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