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 鮎(あゆ)やなを見下ろす堤防上で鮎料理を楽しむ延岡水郷鮎やなの食事処(どころ)が、延岡市大貫町3丁目の大瀬川沿いに開店した。例年は12月上旬まで営業するが、同じ場所で市が食の拠点施設建設に着工するため今年は11月19日まで。国内最大級とされる鮎やなは今月下旬、店前の川中に完成予定だ。

 店内の焼き場では、1匹ずつ串に刺した鮎が炭火の周りに並べられ、顔に汗を浮かべた店員らが20~25分かけて焼き上げていた。

 食事処は延岡観光協会が運営し「あゆ処 国技館」が営業する。国技館の竹内敏朗専務(54)によると、多い時は約200匹を同時に焼き、1日2千匹以上の注文があるという。「今年もしっかりした形の鮎がそろい、味も安定している」。期間短縮でも昨年並みの2万人の来店をめざす。

 市は国の地方創生拠点整備交付金を受け、現行の仮設食事棟に代わる常設食事棟「かわまち交流館」を建設する。木造2階建てで延べ床面積593平方メートル。鮎をはじめ地元食材を生かした料理を提供する。整備費は約1億6300万円。来年3月までに完成させ、4月に開館予定。交流館を含む一帯の指定管理者を募集している。(吉田耕一)