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 フィギュアスケートの長久保裕コーチ(70)が、拠点としていた邦和スポーツランド(名古屋市)のクラブのコーチをやめていたことが14日、わかった。長久保氏は来年の平昌五輪を目指す同クラブの本郷理華のコーチだったが、五輪まで半年を切った状況でその指導からも手を引いた。長久保氏の話によると、家族の事情で長期の休みが必要になり、クラブ側と話し合った結果、9月3日付でやめることになったという。復帰のメドは立っていない。

 長久保氏は2006年トリノ五輪金メダルの荒川静香や世界選手権銅メダリストの本田武史、14年ソチ五輪に出場した鈴木明子ら数多くの選手を育てた名コーチ。ジャンプの指導に優れ、浅田真央の指導に短期間、携わったこともある。

 長久保氏はペア選手として72年札幌五輪に出場した。千葉県松戸市や仙台市を拠点に長年指導を続け、仙台で羽生結弦の元コーチの阿部奈々美氏や、荒川、本田らを教えてフィギュア王国仙台を築いた。羽生らと練習していた同市のリンクが経営難で04年に閉鎖されたのをきっかけに、06年に拠点を名古屋市に移していた。