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 プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ第1ステージ第3戦が、17日午後6時から阪神甲子園球場で行われる。1勝1敗で迎えた、レギュラーシーズン2位の阪神と3位DeNAの対決。少しでもいい状態で戦いを迎えようと、試合前にはグラウンドを整備する阪神園芸が奮闘した。

 2日前の15日は雨中の試合、そして16日は雨天中止。雨に翻弄(ほんろう)されるシリーズもいよいよ決戦を迎える。

 雨は、昼前に上がった。予報ではこの後、再び降り出すこともなさそう。正午過ぎ、阪神園芸の職員9人が、グラウンドに出てきた。

 内野は、まるで泥田のように水浸しの状態で試合を続けた15日の第2戦から手をつけられていない。職員たちは、内外野の境目付近にできた水たまりに白いパックを置いて水を吸い取り始めた。そしてシートがはがされたマウンドと打席の土も入れ替えた。

 多くの土の部分は、まだぬかるんでいた。ひどいところはスコップで泥を取り除き、滑り止め用の乾いた白砂をまいて、トンボで平らにならしていく。この作業を繰り返すこと約1時間。午後2時前には、内野の水たまりが消えていた。

 阪神園芸の金沢健児さんは「悪条件は経験しているので、悩むほどではない。ここからまた、少しでもいい状態に持っていきたい」。作業の労力で言えば、今年8月の第99回全国高校野球選手権大会の初日に一時的な大雨が降り、試合が中断したときの方が大変だったそうだ。

 第3戦、阪神は勝つか引き分けで、DeNAは勝てば、広島が待つ最終ステージに進出する。総力戦となるであろう大一番を迎えるまで、阪神園芸は内野表面のでこぼこを直したり、外野芝生の状態を整えたりするなどの作業を続ける。(井上翔太