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 宮城刑務所(仙台市若林区)で調理した食事で、同刑務所や東北少年院など4施設に入所する男女223人が、病原大腸菌O(オー)6による食中毒になった。市が17日発表した。腹痛や下痢の症状があったが、全員が快方に向かっているという。

 市によると、同刑務所から9日、「複数の入所者に胃腸炎の症状がある」と連絡があった。3~10日に腹痛や下痢を訴えた223人のうち、少なくとも14人の便から菌を確認した。

 同刑務所によると、受刑者用の食事は、所内の調理場で模範生の受刑者25人が調理している。少年院や拘置支所など4施設にも提供し、市によると同時期に計906人が食べた。市は保存された食事を調べ、原因となった調理日を特定する。職員は別の食事を食べ、食中毒になっていないという。

 市は17~19日、調理場を業務停止処分とした。この間は缶詰などの非常食や仕出し弁当で対応する。同刑務所の安部玲所長は「集団食中毒の発生は遺憾で、これまで以上に衛生管理を徹底し、再発防止に努めたい」とのコメントを出した。(藤崎麻里)