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 17日午後6時ごろ、航空自衛隊浜松基地(浜松市)の南約31キロの海上上空で、同基地所属の空自UH60J救難ヘリコプターが訓練中にレーダーから消えた。防衛省によると、上空から周辺を捜索している自衛隊機が、洋上でヘリの部品の一部のようなものを発見したという。機長の花房明寛3等空佐を含めてヘリに乗っていた計4人の隊員の安否は分かっていない。

 防衛省によると、空自の航空救難団浜松救難隊に所属するヘリで、同5時50分ごろに基地を離陸し、洋上で夜間の捜索訓練をしていた。乗っていたのは機長のほか、副操縦士、機上整備員、救難員の計4人という。離陸後、レーダーから消えるまでの間に、ヘリ側から異常を知らせる内容の通信はなかったという。

 小野寺五典防衛相は同日夜、記者団に「(午後)8時半ごろ、(洋上で)航空自衛隊と記載されたドアの部分が発見された。墜落したと考えられる」と述べた。防衛省は同基地や百里基地(茨城県)から別のUH60JヘリやU125A救難捜索機を発進させ、レーダーから消えた現場の周辺を上空から捜索している。周辺の洋上から、燃料タンクのようなものやタイヤのようなものも見つかっているという。

 UH60Jは全幅約5・4メートル、全長約15・7メートルで、5人乗り。2基のエンジンがついており、航続距離は約1300キロ。(土居貴輝)