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 北海道旭川市選挙管理委員会が、進学などで市外に暮らしながら選挙人名簿に登録されたままの有権者について不在者投票を長年拒否していたことに対し、道選管が「不適正だ」と是正を指導した。今回の衆院選でも約20人に拒否を告げていたといい、市選管は17日から投票できるように改めた。

 市選管によると、少なくとも1993年以降、市外に住みながら住民票を市内の実家に残す学生らから不在者投票の申請があった際、「実態として旭川に住んでいないなら投票できない」と断ってきたという。

 公職選挙法は、居住実態のない住民は投票できないと定めている。だが道選管によると、投票を拒否するには、居住地の実態調査をした上で選挙人名簿から抹消しなければならない。抹消していないなら、投票できるという。

 拒否された学生から道選管に問い合わせがあって発覚した。市選管は「長年の運用が引き継がれていた。当事者には申し訳ないことをした」としている。(渡辺康人)

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