[PR]

 0歳児の20%がほぼ毎日スマートフォンで動画や写真を見ている――。民間シンクタンクのベネッセ教育総合研究所が育児中の母親を対象とした調査で、こんな結果が出た。4年前の前回調査から約6倍に増え、親が手を離せない時などに乳幼児にスマホで遊ばせる「スマホ育児」が急速に浸透しているようだ。

 調査は3月に東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏に住む生後6カ月~6歳児がいる母親3400人を対象にネットで実施した。

 スマホを持っていた92・4%の中で、「子どもは家庭で1週間あたりどれぐらい見たり使ったりしているか」を尋ねたところ、「ほとんど毎日」と答えた0歳児の親は20・0%(前回調査3・5%)いた。ほかも1歳児24・4%(同10・7%)、2歳児25・9%(同18・9%)、3歳児23・2%(同19・9%)、4歳児20・0%(同10・7%)、5歳児15・6%(同12・3%)、6歳児18・4%(同8・2%)とすべての年齢で前回調査を上回った。

 頻度にかかわらず子どもがスマホを使うとしたのは71・4%で、どんな場面で使っているかを複数回答で聞くと「外出先での待ち時間」が33・7%で最多だった。「子どもが使いたがるとき」が29・7%、「子どもが騒ぐとき」が23・5%、「自動車、電車などの移動」が21・6%、「親が家事で手が離せないとき」が15・2%と続いた。全体では1日あたりの使用時間は15分未満が最も多く、70・2%(同87・6%)だった。

 調査にあたった担当者は、「会話をしながらなら、絵本のように親子の交流を深めることにも使える。外遊びなどの実体験とのバランスを考え、どう生活に取り入れるかが重要」と話している。(西村圭史)