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 ロシアのプーチン大統領は19日、「北朝鮮問題の解決には対話が必要だ。北朝鮮を追い詰めず、脅さず、罵倒を認めてはならない」と述べ、軍事行動の可能性を示唆して圧力を強める米国を牽制(けんせい)した。

 ロシア南部ソチで開かれた国際会議の討論に出席して述べた。「北朝鮮の政権が好きだろうが嫌いだろうが、主権国家なのを忘れてはならない」として、粘り強い交渉が必要だと強調した。

 また、ロシアは北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議を順守していると主張。「普遍的な合法性を持つ国連が、国際システムの中心にあるべきだ」と述べ、国際問題の解決は国連を主体とするべきだとの考えも示した。

 ソチの国際会議にはラブロフ外相も出席。参加者によると、米国と北朝鮮の仲介に努力すると述べたという。20、21日にモスクワで開かれる核問題に関するセミナーには、米国の元当局者と北朝鮮外務省高官が出席する予定。関係者は米朝対話が実現する可能性があるとしている。(ソチ=中川仁樹