[PR]

 「申し訳なかった。私が反省しなければいけない」。河野太郎外相は20日の閣議後会見で、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞決定について、日本政府が正式コメントを2日遅れで発表したことを謝罪した。

 核兵器禁止条約の採択に貢献したとしてICANの受賞が決定したのは6日夜。河野氏は自身のフェイスブックで「アプローチが違うとはいえ核廃絶というゴールは共有している。このような核軍縮不拡散への認識の広がりを喜ばしく思う」と書いたが、政府が公式な外務報道官談話を出したのは8日夜になってからだった。

 米国の「核の傘」に依存する日本は核禁条約に参加せず、距離を置く。河野氏は「私が個人的に考えを先に出してしまったので、(事務方は)取り扱いをどうするんだと多少おろおろしてしまったのかなあと。それが(談話発表の)遅れにつながった。おわびしなければいけない」と語った。(松井望美)