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 日本の彫刻史に名高い天才仏師、運慶(?~1223)が造った、浄楽寺(じょうらくじ、神奈川県横須賀市)の仏像5体(1189年、国重要文化財)の寺外でのそろい踏みが21日、東京・上野の東京国立博物館の特別展「運慶」で42年ぶりに実現した。迫力ある姿が来場者の注目を集めている。これで特別展は現存約30体とされる運慶仏のうち22体がそろった。

 浄楽寺の5体は、阿弥陀如来坐像(ざぞう、高さ141・8センチ)、脇侍(きょうじ)の観音菩薩立像(ぼさつりゅうぞう、同178・8センチ)、勢至(せいし)菩薩立像(同177・1センチ)、不動明王立像(同135・5センチ)、毘沙門(びしゃもん)天立像(同140・5センチ)。不動明王と毘沙門天以外の3体が秋恒例の法要が終わるのを待ってこの日から合流した。阿弥陀像と脇侍の柔らかな面持ちと、不動明王・毘沙門天の武張った姿の対比が目を引く。特別展は11月26日まで。問い合わせはハローダイヤル(03・5777・8600)。

 浄楽寺は、長らく「門外不出」を貫いてきたが、5体を安置する収蔵庫の耐震補強が必要となり、2018年2月までの工事に合わせて特別展での公開に踏み切った。朝日新聞社が運営するクラウドファンディング「A―port(エーポート)」の「浄楽寺・収蔵庫改修プロジェクト」(https://a-port.asahi.com/projects/jorakuji/別ウインドウで開きます)で、広く資金協力を呼びかけている。(編集委員・小滝ちひろ