てんでんこ 皇室と震災・第3部5

 平成に入って初めての大規模災害は、長崎県の雲仙・普賢岳の噴火だった。1991年6月3日、大火砕流は43人の命をのみ込み、地元の暮らしも奪った。

 当時、島原市長だった鐘ケ江管一(かねがえかんいち)さん(86)は、7月に入ったある日、県知事だった高田勇(たかだいさむ)さん(91)から「もしかしたら天皇、皇后両陛下がお見舞いに来られるかも知れない」と知らされた。

 「ええ…

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