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 米戦略爆撃機B1Bが21日、グアムの米空軍基地から朝鮮半島上空に飛来し、航空ショーが開かれている韓国京畿道城南市のソウル空港周辺を数分間低空飛行した。また同日、米韓合同軍事演習を終えた米原子力空母ロナルド・レーガンが釜山でメディアに公開された。北朝鮮に対する米韓の軍事的圧力が緩んでいないことをアピールする狙いがある。

 2機のB1Bが同日午後3時過ぎにソウル空港上空に飛来。うち1機は韓国軍のF15K戦闘機2機の護衛を受けて高度を下げ、轟音(ごうおん)を響かせて米韓の連携を示した。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国連代表部は20日、米韓合同軍事演習を「その性格と規模において明らかに侵略的な戦争演習だ」と批判する書簡を国連安保理議長に送った。

 ソウル市内から見学に訪れた60代の女性は「絶対に戦争にはならないようにしてほしい」と話した。朝鮮半島では北朝鮮の6回目の核実験や弾道ミサイル発射を受けてB1Bの飛来が増えているが、肉眼ではっきり見えるほど低空飛行するのは珍しい。

 B1Bはグアムから約2時間で朝鮮半島に到達し、作戦を展開する能力を持つ。機体の形が白鳥を連想させるとして、韓国メディアはしばしば「死の白鳥」という異名を使っている。(ソウル=武田肇