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 第137回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)の準決勝が21日、福井市の県営球場であり、星稜、航空石川ともに快勝した。決勝は県勢対決、両校は来春の選抜大会出場が濃厚となった。

 国際大付と対戦した星稜は、先発の奥川投手が7回3安打無失点の好投。打線は12安打を放ち、7―0でコールド勝ちした。航空石川は、1点を追う五回に3得点で逆転すると、六回にも一挙4得点。集中打で富山商を7―2で下した。

 決勝は、22日午前10時から同じ球場で。中止の場合、同日朝に福井県高校野球連盟のホームページ(http://www.harue-th.ed.jp/~kouyaren/別ウインドウで開きます)で告知する。

2年越し、リベンジの好球 航空石川・杉本壮志投手

 1点リードされた五回2死三塁。登板を告げられた航空石川の杉本壮志投手(2年)は慎重だった。いきなり、相手打者に3球続けてボール。だが、「四球でもいい」。開き直って投げて一塁ゴロに仕留めると、その裏に味方が3得点。逆転に成功した。

 1年前の北信越大会準決勝で、涙も出ない悲痛な記憶を刻んだ。救援登板し、八回に味方が逆転したその裏、3四球と制球を乱して満塁。焦って投じた一球をはじき返され、再逆転を許し、選抜出場を逃した。

 「先輩たちに申し訳なくて何も言えなかった」。それは冬を越え、春が過ぎ、甲子園に出場した夏を終えても消えることのない「重たい」十字架だった。

 今夏、体重を8キロ増量したという。球速は上がったが、さらにスピードを欲張りフォームを崩した。北信越大会はここまで出番がなかったが、リベンジの機会を計ったかのように、この試合の直前に復調した。

 最後まで投げ切り、3安打1失点。チーム初の選抜出場を「当確」とする好投の感想は「ただ、もうホッとした」。2年越しの安堵(あんど)のため息だった。(塩谷耕吾)

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