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 環境省は、全国の星空の見やすさをランク分けする手法をつくった。夏と冬の夜空を肉眼で観察したり、デジタルカメラで撮影したりしたものを分析し、数値化する。高い評価を得られた地域は観光資源としてアピールできる。環境省は来年1月から広く参加を呼びかける。

 肉眼の観察では、夏は7月下旬から8月中旬ごろ、冬は1月の夜空で、「国際ダークスカイ協会」(本部・米国)が定める特定の星座のまわりで、星がどんな見え方をしたのかを報告する。日時や緯度、雲の量なども記録する。

 デジタルカメラを使った観察では、1月と8月の新月前後の2週間、天頂を撮影した写真から「夜空の明るさ」を数値化し、評価する。同協会による「金」「銀」「銅」の分類を参考に、今後3年ほどはデータを蓄積させながら、基準を検討するという。

 星空観測は人気が高く、長野県の阿智村や南牧村など、きれいな星が見えることを地域資源として生かす動きがある。一方、街灯や建物の照明など夜間の過剰な光がエネルギーの無駄遣いとなり、生態系へ悪影響も与える「光害(ひかりがい)」として懸念されている。(戸田政考)