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(24日、セCS最終ステージ DeNA9―3広島)

 セ・リーグで初めてレギュラーシーズン3位球団が日本シリーズに進出した。0勝1敗からスタートするハンディや厳しい日程をはね返し、ルールにのっとり勝ち抜いたDeNA。セの代表として、堂々とソフトバンクと戦ってほしい。

 ただ、今回の結果に「もやもや」を感じるファンは多いかもしれない。何しろ、ペナントを制した広島とDeNAのゲーム差は14・5。広島ファンは「長い戦いの価値は何だったのか――」という思いだろう。

 ポストシーズンゲームでよく比較されるのは大リーグだ。地区優勝3球団に加え、ワイルドカードで2位以下の勝率上位2球団が争う。30球団ある大リーグの場合、地区優勝球団よりワイルドカード球団の勝率が高いケースも多い。大差をつけられた球団の「下克上」はまずありえない。

 12球団の日本で大リーグ制度の導入は難しいが、ペナント覇者への敬意も必要だ。だから優勝球団に1勝のアドバンテージがある。

 関係者によると今季「2位に10ゲーム以上差をつけて優勝した場合、最終Sでさらに1勝のアドバンテージを加える」という案が議論されたという。導入は見送られたが、広島の敗退は独走優勝の価値を改めて考える機会になるかもしれない。(吉村良二)