【動画】大台ケ原にある正木峠=内田光、細川卓、矢木隆晴撮影
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ドローンズアイ

 標高1600メートルを超える山の夜が明けた。オレンジ色の朝日に染まった峠を80メートル上空から見下ろすと、枯れたり、幹が途中で折れたりして死んだトウヒやウラジロモミが数え切れないほど立っている。その影が伸びる笹原は、まるで「針葉樹の墓場」だ。

 吉野熊野国立公園の大台ケ原にあり、奈良県上北山村と三重県大台町にまたがる正木峠。半世紀前まではコケで覆われ、うっそうとした緑の森だったという。姿が変わったきっかけは1959年の伊勢湾台風。尾根周辺の木がなぎ倒され、新しく育った木の芽はニホンジカが食べた。

 山で育った奈良県大台ケ原管理…

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