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 米国立公文書館は26日、1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件に関して最後まで非公開になっていた資料約3千件のうち2891件を公開した。残りについてトランプ米大統領は、「我が国の安全に取り返しのつかない損害を与える可能性がある」として公開を延期する方針を決めた。非公開が妥当かどうか来年4月26日までに判断する。

 92年の法律で、事件に関する資料は、25年以内に原則すべて公開することになっており、26日が期限だった。米政府高官によると、「情報提供者や他国の支援で行った活動の特定につながる機微な情報が含まれる」として、一部の資料について米中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FBI)などから直前に非公開とするよう申し立てがあり、トランプ氏がこれを認めた。

 暗殺事件は、政府の調査委員会が「オズワルド容疑者の単独犯行」と結論づけたが、半世紀経った今も議論があり、CIAやキューバの陰謀だったとの説が根強い。トランプ氏は25日、ツイッターに「長く期待されていた文書の公開は明日だ。すごく興味深いぞ」などと投稿していた。米メディアは直前での一部公開延期について、かえって陰謀論を勢いづかせるだけだと批判している。(ワシントン=香取啓介)

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