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 ベストセラー作家が輩出してきた江戸川乱歩賞が、46年ぶりに受賞作なしとなった。歴史も知名度も抜群のエンターテインメント文学の新人賞。今年を振り返ってみれば、乱歩賞のほかでもミステリーの公募新人賞で、受賞作なし、大賞なしが相次いだ。いったい、なぜ?

 10月に「このミステリーがすごい!」大賞(宝島社、賞金1200万円)や日本ミステリー文学大賞新人賞(光文文化財団、同500万円)が発表されるまで、今年のミステリー界はさびしい状況が続いていた。小説推理新人賞、横溝正史ミステリ大賞は受賞作や大賞なし。創設から4度目の新潮ミステリー大賞も初めて受賞作なしとなった。ミステリーからジャンルを広げても、日本ホラー小説大賞、野性時代フロンティア文学賞で大賞なしが続いた。

 乱歩賞の応募作は、326本だった。ここ10年では2013年の397本が最多。多少の増減はあれど300本台で推移していて、応募数が減っているわけではない。文芸評論家の末國(すえくに)善己さんは「下読み」と呼ばれる1次、2次の選考を長く担当してきた。3次選考では二十数本の原稿を読み、5段階で評価する。今回は7~8本が「1」になった。「これだけ1をつけたのは初めて。今年は受賞作が出ないのではないかと思っていました」と振り返る。

 「最近も良い作家が生まれてい…

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