[PR]

 1963年に起きたケネディ米大統領暗殺事件をめぐり、事件直前に英国の地方紙に「大ニュースがある」という匿名の電話がかかってきたことが、米国立公文書館が公開した米連邦捜査局(FBI)の内部文書から明らかになった。

 文書は事件の4日後に当たる63年11月26日付で、当時のFBI副長官が長官にあてたもの。英情報局保安部(MI5)からもたらされた情報として、米テキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺される約25分前に、英国の地方紙ケンブリッジ・ニューズに匿名の電話があり、「大きなニュースがあるから、ロンドンの米国大使館に電話すべきだ」と告げて切れた、としている。

 文書は今年7月に米国立公文書館が公開したが、当時は報道されず、今月26日の関連資料公開に合わせてケンブリッジ・ニューズ紙などが報道した。同紙編集幹部は同紙のサイトで動画を公開し、「誰が電話に応対したのか、何の目的の電話だったのかは分からない」と話している。

 一方、トランプ米大統領は27日、自身のツイッターに「存命の人の名前と住所以外のすべてのJFK資料を公開する」と投稿した。「あらゆる陰謀論を片付けるため」としている。

 トランプ氏は26日に、米中央情報局(CIA)などの申し立てを受けて一部の資料について「我が国の安全に取り返しのつかない損害を与える可能性がある」として公開延期を認めていた。しかし、メディアからは「陰謀論を勢いづかせる」との批判が出ていた。(ロンドン=下司佳代子、ワシントン=香取啓介)